こんにちは。
本日は、オランダのロッテルダム港が取り組むブロックチェーンを利用した物流業務について調べてみます。
コンソーシアムの参加者
コンソーシアムの参加者としては、
- ロッテルダム港
- ABNアムロ
- デルフト大学
- オランダ応用科学研究機構
- フローラホーランド
である。
コンソーシアムの具体的な内容
具体的な内容としては、複数の組織を経由した契約情報、およびロジスティクスの共有など、貿易金融に関連する実証実験を2年にわたり行っていくとのこと。また、デルフト大学によると、
本コンソーシアムは、オランダ経済・農業・イノベーション省が現在進行中のプロジェクトと平行して進められる。コンソーシアムでは、他の加盟企業とともにオープンソースのインフラストラクチャとして実証を行っていく
とのこと。
ABNアムロはブロックチェーンの活用に積極的
また、ABNアムロはブロックチェーンの導入に非常に積極的で、Arjan van Os氏によれば、
- シートベルトを閉めなさい。インターネットが情報とコミュニケーションのために行ったことを、ブロックチェーンは価値と信頼のために行う。金融界はひっくり返るだろう
- ブロックチェーンは金融界をひっくり返すポテンシャルを持っているのは明らかだ。では、私達には何ができるだろう。どすれば時代遅れにならずに済むのか?答えはシンプル。学び、冒険し、調査するのだ。変化に対してオープンになり、未来におけるあらゆる可能性を検討するのだ。我々のビジネスの方法を変えるだけでなく、ビジネスのタイプを変革するのだ。
また、2013/9月には、ABNアムロはABNアムロイノベーションセンターを設立。
デルフト工科大学は早くからブロックチェーンを研究
さらに、デルフト工科大学は早期からブロックチェーンに関する取り組みを行っており、ABNアムロとも提携。今後6ヶ月の間に安全かつ実際に動くアプリケーションを開発することを目標としているとのことで、このロッテルダム港とのプロジェクトもその実現に向けたものなのでしょう。